金継ぎ
金継ぎとは、
天然の漆を使って陶磁器などを修復する
日本の伝統的な技法です。
お気に入りの器が割れてしまい、悲しい思いをしたことはありませんか?
割れたり欠けたりしても、修復していつまでも使い続けたい。
そんな願いを叶えてくれるのが「金継ぎ」です。
割れた器も金継ぎで新たな「美」を纏い、生まれ変わります。
漆はウルシの木から採れる天然の素材で、一度硬化すると強い耐久性、断熱性、防腐性を持ちます。
日本では9,000年前の縄文時代から身近な素材として様々な分野に活用されてきました。
その特性が発揮されたのが、金継ぎとも言えます。
金との相性も良く、金閣や中尊寺金色堂などの金箔は漆によって接着されています。
陶磁器の他、ガラス器や漆器の修理も可能です。
色漆による仕上げ、プラチナ、銀、錫などの金属による仕上げも可能です。
葆光庵ではお客様の要望、お好みをお伺いしながら、
熟練の漆職人が岩手県産の漆を使って本格的な金継ぎを行っています。
遠方からの修理のご依頼も大歓迎です。
お気軽にお問い合わせください。
お問い合わせ
金継ぎの基本的な工程
(一例)
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接着
生漆と小麦粉(又は米粉)を混ぜた麦漆を使い、接着する
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錆付け
生漆と砥の粉を混ぜた「錆漆」を塗布する
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錆研ぎ
錆漆をヤスリで研ぐ
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漆塗り
錆漆に黒漆を塗る
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装飾
黒漆の上にベンガラ漆を塗り、固まる前に金粉を蒔く
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粉固め
金粉が定着した後、生漆を塗る
お客様の感想
金継ぎ依頼をいただいたお客様から、大変嬉しいお声をいただいております。
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2020年に2点(平皿、丼)、2022年に1点(大皿) 2度利用させていただきました。 とても丁寧に対応いただき、金継ぎの仕上がりも良くより愛着持って使い続けることが出来ています。 それなりにお値段がするものなので修理すること自体に迷いましたが、お願いして本当に良かったです。 ありがとうございました。
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金継ぎをして本当に良かったです。大満足です。大切にしていたお皿が真っ二つに割れてしまい、 形あるものは壊れてしまうと自分に言い聞かせて。だけど、どうしても捨てられない、 手放したくないというと思いから、金継ぎをお願いしました。金継ぎで新しい顔になったお皿は、 更に素敵な顔になり、さらに愛おしくなりました。
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祖父の愛用していた湯呑みの金継ぎをお願いしました。 とても丁寧な仕上がりに大変満足しております。 また『祖父のモノを大切にしている』と親戚にも大変喜ばれました。 とても愛着のある品にリペアをしてくださったことに感謝しております。
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震災で割れてしまった、祖母が大事にしていた香炉を金継ぎして頂きました。 職人の方による丁寧な仕事で、満足しております。これからも大切にできます。お願いして良かったです。
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これまで漆器の平皿やお椀、弁当箱、琉球ガラスの修理、金継ぎをしていただきました。 巷には合成漆での金継ぎ(のようなもの)が増えているようですが、 こちらは岩手県産の本漆を使いとても素敵に仕上げてくださいます。 特にガラスの金継ぎはとても難しいとききますが、思い出の琉球ガラスに彩りが加わり ますます愛着が湧きました。またよろしくお願いします。
遠方からの修理のご依頼も大歓迎です。
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